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  番組「司法書士萬守が行く!」がスタートして10年が経過し、今年の9月11日で記念の500回目を迎えました。
 そもそもは、2ケ月程度の放送を予定していたのですが、ズルズルと10年間も放送を継続出来たのは、先ずは、「FMきらら」がお隣であること、スタッフの協力があったこと、自由に話させて頂けたこと、または、自らの才能?等が要因と思われます。
 番組の企画趣旨としては、「身近な法律問題」を、楽しく、分かり易く取り上げることで、当初のテーマは、「キャッシングが出来なくなった!」と言うものです。それは、当時、多重債務が社会問題となり、金融庁が借り入れ枠に制限をかけた、いわゆる総量規制の問題で、正に生活に密接する重要なテーマでした。
 以降は、過払金、相続、遺言、土地の境界、離婚、成年後見、最近ではコロナ禍等々、法改正や裁判例を絡め、身近な話題を随時取り上げて来ました。
 10年一昔と言いますが、司法書士業務を通じてみても、IT化を含め、本当に世の中は変わるものだ、とつくづく実感しています。
 
 次は、2年後、600回目指して頑張ります。



     

 お盆を相当過ぎてしまいましたが、上半期を振り返り、見直すことも大事ですので、多少の総括をしてみたいと思います。

 コロナ禍により、世の中が大きく変貌する中、司法書士業務に於いても、様々な影響が出ています。
 その1番目は、後見業務です。なにせ面談が出来ないものですから、身上監護そのものを行うことが出来ません。施設に電話を入れて、本人の状況を確認することは可能ですが、やはり、本人の顔色を伺い、生で会話をすることの大切さを実感しております。
 2番目は、司法書士会の事業や研修会の中止や縮小が相次いでいることです。三密を避けるためにこれも已む得ない措置ですが、リモート会議やオンライン研修では、限界があるような気がします。臨場感のある会議や研修が懐かしく思えてきます。
 3番目は、やはり、不動産登記事件数の減少でしょうか。将来が不安ですから、不動産の取引を控えるのは当然の理でしょう。不動産登記は、何と言っても司法書士の1丁目1番地の1ですから、早々にコロナ禍が収まるのを願うばかりです。
 逆に、コロナ禍によるメリットもあります。外食しなくなった、物を買わなくなった、特に贅沢品は。それに関連し、外出も少なくなりました。と言うことは、単純に考えると、お金が貯まる訳です。
 しかし、皆さんも同じような行動パターンですと、今後、深刻な不況が来る訳ですから、これも又、困ったものです。

 さて、後半戦はどうなることでしょう。私の予感としては、止む無く、債務整理案件が増加する感じがしていますが、「一寸先は闇の闇」ですね。

 7年ぶりに機種変しました。
 アイフォン5から11への飛び級ですので、浦島太郎状態です。
 ショップの方も、久しぶりに5を見たそうです。
 それにしても、11はなんと、反応が早いこと。WiFiは必要ないかも。又、画面も大きくなりましたので、タブレットの如しです。
 やはり、今後は、PCより携帯ですかね。
 私のホームページもそろそろ限界で、携帯用にリニューアルが必要だそうです。9月中には完成予定ですので、乞うご期待です。取り敢えず、文字を大きくしないと。

 いよいよ7月10日から、法務局の遺言保管制度が始まります。
 イメージキャラクターは、「ほカンガルー」と言うカンガルー。最近は、役所も随分と柔らかくなって、「親父ギャグ」なんですね。
 尚、突然に保管の申し出をしても、多分受付出来ない模様ですので、必ず、事前予約をお願いします。
 ちなみに、予約は7月1日からだそうです。
 さて、この制度は、遺言の普及に一役買うことが出来るのでしょうか?
 確かに、盗難や書換え防止には万全でしょうが、結構な知識と準備が必要です。「カンガエル」と言うカンガルーが苦手な方は、是非、司法書士等の専門家に相談ですね。


自筆証書遺言

 ある雑誌に掲載した記事です。多少長いですが、興味のある方は、是非ご一読下さい。
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     コロナ禍司法書士
 ~どうなる今後、司法書士の役割は?~
 
*コロナの影響*
 最近のテレビや新聞、週刊誌等は、ほぼコロナに関するニュースで埋め尽くされ、誰もが、にわか専門家の如しです。そこでは、クラスター、オーバーシュート、パンデミック、ロックダウン、PCR、ステイホーム、東京アラート等、目新しい横文字も多数飛び交い、何故か、コロナがオシャレなものであるかのような錯覚を覚えてしまいます。
 それにしても、コロナの猛威は凄まじいものです。「解雇された、アルバイトや残業がなくなった、賞与がカットされた等」は珍しいことではなく、特に、飲食業、旅館やホテル、旅行業へのダメージは計り知れません。又、小学校を始め、大学に至るまで、休校による影響も甚大で、そんな日常の崩れから、社会構造の全体に歪みが生じている気もします。
 人の歴史は、感染症との戦いだそうです。過去を振り返ってみますと、ペスト、コレラ、スペイン風邪、最近では、マーズ、サーズ等が挙げられますが、いずれも人類はそれらをクリアーして来たのです。
 この度の新型コロナも必ずや克服できるのでしょうが、そのためには、各人が、そのポジション、ポジションで出来ることを行うしかありません。政治家しかり、医療関係者しかり、司法書士しかりです。
 さて、このピンチ、司法書士は、何をすべきで、何が出来るのでしょうか?

*司法書士の使命*
 昨年司法書士法が改正されました。そこには、「司法書士は、登記、供託、訴訟その他の法律事務の専門家として、国民の権利を擁護し、もって自由かつ公正な社会の形成に寄与することを使命とする。」との規定が設けられました。あまりに崇高な使命で、恐れ多く、私がそれに応えられるのか、思わず、身震いしてしまいます。
 司法書士は、これまで、主に、不動産や会社の登記を通じて社会との接点をもってきました。その伝統的な業務に加え、今では、「市民に一番身近な法律家」多少言い換えれば「暮らしの法律家」を目指し、成年後見制度や財産管理、会社の事業への参与、裁判事務等、生活に密着した問題に向き合っています。
 この度のコロナ禍は、日常生活を直撃し、正に生活に密着した法律問題を巻き起こしています。法に関する正確な情報と知識に よって、迷いや悩みの範囲、そのレベルを変えることは可能なはずです。出来ることは尽くして、台風一過を待ちましょう。

*こんな時は司法書士*
 相談のための相談なんて意味がありません。解決に結びつく相談が大事です。
 こんなときは、司法書士に相談してみましょう。
  〇突然解雇されたので、解雇予告手当を請求したい
  〇収入が減ってローンが支払えなくなった。返済方法を見直したい
  〇裁判所から郵便が届いた
  □何故か物悲しくなった
  ▽ステイホームで断捨離したら、遺言が出てきた
  〇この際は、会社を閉鎖したい
  〇株主総会の開催が不安だ
  □過払い金があるかも
  △将来が不安で、遺言の作成を検討したい
  〇ボーナスが無くなって住宅ローンが支払えない。民事再生を検討したい

*給付金の支給等*
  前記の相談に加え、経済的に困窮している場合には、下記の給付金の申請等
を検討すべきです。
  但し、給付金については、締切りや支給総額に枠が設けられたりしています
ので、その点注意が必要でしょう。
   〇事業の継続→国、県、市の持続化給付金
   〇生活費の困窮→社会福祉協議会の生活福祉資金
   〇つなぎ資金等、制度融資の利用→国民生活金融公庫やその他金融機関
   〇生活保護制度の利用→市役所
   △今後、家賃給付や子育て給付等、新たな給付金の支給も見込まれます

*コロナ後の世界は?*
 「トンネルを抜けるとそこは雪国だった」との小説の一文があります。コロナ後の世界はどのように変わってしまうのでしょうか?
元来、明日の事さえ分からないのですから、コロナ後の世界なんて誰にも想像出来ないのですが、色々と考えてしまうのが人間のサガなのです。
 さて、どのパターンになるのでしょう?それとも、全くの想定外が・・・
 パターン1
 ほぼ以前の状況を取り戻し、変わったことと言えば、お洒落なマスクを付けた人が増加し、店先に消毒液が置かれている程度で、コロナは過去の遺物へ。宇部空港も大混雑で、インバウンド効果により常盤公園も大賑わい。
 パターン2
 徐々にコロナは撃退されるものの、生活様式が大きく変わり、テレワーク、オンライン会議、リモート飲み会が当たり前となり、印鑑や名刺が姿を消して、嘗ての満員電車はスカスカへ。久々に、「密」が生まれにくい田舎が脚光を浴びることに。
 パターン3
 冬の第2波に耐え切れず、歴史的なパンデミックとなり、企業の倒産、大失業時代を迎え、AIによる淘汰を待つまでもなく、全ての職業の存在価値の洗い直しが始まる。司法書士は、本当に、「暮らしの法律家」として必要なのかが問われることに。
 パターン4
 冬の第2波を待つことなく、都会ではクラスターが大発生で、新宿歌舞伎町は閉鎖、渋谷のスクランブル交差点にはぺんぺん草が。コロナ疎開で、田舎の人気が急上昇。特に「住みたい田舎」NO1の宇部市に注目が。
 私は、希望的観測から、パターン1のような気がしていますが、いずれにせよ、人間は、環境への対応は得意ですので、しぶとく生き貫くしかないですね。
 柳に風の精神で頑張りましょう (*^-^*)